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バースト:1958年から60年までに製造されたオリジナル・レス・ポールの総称。 フィニッシュのサンバーストとは若干ニュアンスが異なる。 今や超ビンテージギターとなった。 当然のことながら新品は存在せず、オークションや中古楽器店でしかお目にかかれない。ビンテージギター市場は年々高騰し続け、本物のバーストを手に入れるには数千万円かかるようになった。レス・ポールに限らず、1950-60年代のギターがビンテージとして高価になる原因は以下と言われる。 □木材の希少性 1950年代は、コアのしっかりとした木が豊富にあり、最高の部位を使ってギターを製造できた。今は乱伐によってそういった木材が手に入らなくなった。バーストに使用されたような木材はすでにこの世に存在しないという。現在は植林を試みているようだが、それらが採取できるのは数十年から数百年後だ。 □パーツの経年変化 エレクトリック・ギターには、ピックアップという弦の振動を拾うマイクがついている。磁石にコイルを巻いたシンプルなもので、フレミングの法則を利用し、電流を発生させてアンプで増幅する。磁石は、時間の経過によってその磁力を少しずつ失っていく。磁力の変化は音色に変化をもたらすのだ。「枯れた音」などの表現に代表されるギターサウンドは往々にして、ビンテージである事が多い。わざと磁力を減衰させても、経年劣化による自然な音色変化は得られないだろう。また、木材も経年によって水分がとんでいき、より生鳴りするようになる。 □伝説 良い楽器は良いアーティストのもとへ自然と吸引されていくのだろう。この過程で生まれた逸話や歴史が相まって価値を生み出す。ジミー・ペイジとレス・ポール、BB・キングとルシール(ES-335)。ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンとストラトキャスターなどのように、ギタリストとギターはまるで夫婦の様にカップリングされた。アーティストはその器を使って、高品質なサウンドを作り上げ、それがやがて伝説化する。 □コレクターとビンテージ市場の形成 上記のもろもろの要因があり、熱狂的なファンやコレクターがビンテージギターを買い漁る。売買の熱が上がると、そこに市場(価格)が形成される。相場と価値観は固まりながら、額はどんどん上昇して行く。高額化していけば絵画のように投機の対象になり、ギターにまったく無関係な人間が介入し、価格高騰の一途をたどる。1970年代のGIBSON社やFENDER社のギターは大量生産化で、かなり雑な造りの個体が多いが、「楽器として高品位かどうか」というファクターとは無関係に価格が上昇している。このまま行けば80年代の個体も同様の流れになるだろう。 実際に所持したことがないので、あくまで個人的な推測でしかないが、バイオリンのストラディバリウスなんかもどうかと思う。何億という値段がつけられているし、弾き手にとってはすばらしいのかもしれないが、聴くほうは大してわからないのでは?と。 オレはビンテージ・レプリカといえるヒスコレ持ってるし、これで十分満足だ。というか、ヒスコレですら自分には分不相応な気がする。まあ、自分の金でなにを買おうが自由だし、赤の他人が口出しするほうがおかしな話ではある。それでも、弾かないのに高価なギターを買い漁る金持ちの人もどうかな。楽器も弾かれるからこそ価値なのではないのかな? いや、金持ちをひがんでるわけでは・・・ |
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